敏感な私の子ども時代③「なぜか覚えている記憶2つ」
みなさんこんにちは、にしだり子です。
ここ数日間は、短期のアルバイトに応募してみたり、在宅で出来る仕事をちょこちょこやったり、文学フリマに初参加(もちろん客として!)したりして、色々な刺激をたっぷり受けました。
今回は、Twitterで投稿した漫画を2本まとめて掲載します。
どちらも私の子ども時代のお話です。
その1
その2
その1.がらがらのラーメン屋さん
なぜか強烈に覚えている記憶の1つ。
数年前までは夢にもたまーに出てきていた光景でもありました。
大阪の新世界に初めて家族と行った私は、人の多さや雑多に並ぶ建物や看板にとても驚いていたのを覚えています。
普段京都の少し外れで生活していたので、新鮮な光景だったのでしょう。
少し脇道に入った先にあったラーメン屋さんはお客さんが誰もおらず、薄暗い店内には何をするでもなく呆然と座っている店主さんの姿がありました。
「こんな雰囲気の中とてもじゃないけど食事ができない…」
私だけでなく、家族全員がそう感じたと思います。
私たちに気付いた店主が、店の外まで追いかけてきて、去る私たちの背中にずっと声をかけていたのも覚えている…。
ガヤガヤとした大阪の活気の中で、繁盛している店があればそうでない店があるという当たり前の現実を目の当たりにした瞬間でした。
普段両親にすら自分の欲求を言葉にしない私ですが、これ以降「お客さんが0人の店だけはどうしても嫌!」と言うようになったような…。
今でも、お客さんゼロのお店は苦手です。
店員さんがほのぼのと運営されている店ならいいのですが、客を逃すまいと必死さが出ていたり、「もういいや」と半ばあきらめ半分の態度で接客していたりするお店では、食べ物が喉を通りません。
その2.幼稚園の先生
私は今年で26歳になりますが、幼稚園生のときの記憶はかなり鮮明です。
先生の名前もよく遊んでいた友達の名前も、教室風景や運動場の遊具の種類、季節ごとのイベントなどかなり事細かに覚えています。
数ある記憶中でも、より鮮明に覚えているのが今回漫画にしたこのシーンです。
大人になった今なら、先生に悪気がなかったことも、先生だって人間なのだからいつでもご機嫌でないことも、よく理解できるのですが、当時はただショックでした。
小学生になり、中学生になったときもたびたび思い出し、「独り言のようにかまってアピールをする私がうざかったのかな…」「先生の機嫌がよくないオーラを感じ取っていたのにどうしてしつこくしてしまったのか…」と後悔していたほどです。
このこと以外にも、親から言われた何気ない一言、先生が怒ったときの竦み上がるような気持ち、色々今でも覚えています。
大人にとって悪気のない、なんとなく発した言葉でも、20年以上子どもの心には残ってしまうことがあるのだなぁ、と身をもって感じています。
まだ先のことですが、私に子どもが出来たときは言葉ひとつひとつに気を付けてあげたいです。(難しいだろうけど…)
子どもの頃の記憶を思い出すと発見が多い
今回は、HSPにあまり関係なく、ただ覚えている昔の記憶を漫画にしてみたのですが、こうやって見てみると発見がありおもしろいです。
まだまだ覚えている記憶はたくさんあるので、ネタに困ったとき(笑)はまた漫画にしてみようと思います。
みなさんもなぜか残っている些細な記憶ってありますか?
私は圧倒的に楽しかった記憶や嬉しかった記憶より、ショックだったことや怖かったことの記憶ばかりです。
こういった記憶が今の私を作っているのかもしれないなぁ、と考えています。