敏感だけど生きてます

HSP(超敏感気質)なわたしの世界の見え方

HSPあるある?⑧「できないことでも頼まれると断れない」

にしだり子です。

ひさしぶりにHSPあるある?です。

 

今回は「頼まれたら断れない」という私のあるあるを漫画にしてみました。

 

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頼られるとそれに応えてしまう

 

以前、飲食店でアルバイトをしていたとき、毎日シフトに入りまくっていたのですが、たまの休みの日でも「人が足りなくて…」「予約が増えちゃって…」と店長に手を合わせられると必ず休日返上でシフトに入っていました。

自分の予定があってやむを得ず断ったときも、「断ってしまった…」というもやもや感から職場のことが気になって、その日の予定を楽しむことができなかったほどです。

責任感が変に強いというか、頼られるとどうしても力になりたいと思ってしまいます。

「私がなんとかしなきゃ」という思いに取り付かれることが、昔から多かったかも…。

 

とりあえず「YES」と言ってしまう

 

3コマ目に書いたことですが、一瞬で判断できないような頼み事をされたとき、「えーっと…」と相手を待たせてしまうことが怖くて、とりあえず「できます」と答えてしまうことがよくあります。

また、明らかにできないと思うようなことでも「残業すればいいか…」「私のあの仕事を後回しにすればいいか…」と引き受けてしまっていました。

結果、複数のことを同時にこなすことが苦手な私は、ミスをしてしまったり仕事が追い付かなったりと、余計迷惑をかけてしまうことが多かったです。

 

一度断ったくらいでその人の評価は変わらない

 

私が最近思うことは、1度「NO」と言っただけで、その人の評価は変わらないということです。

自分に置き換えて考えてみればわかることですが、普段から一生懸命やっている人に仕事を頼んで、「ごめんなさい、ちょっと無理そうです」と言われたとしても、全く悪い気はしません。

冷静に考えればわかるんですけど、いざその状況になると無意識に「できます」と言ってしまうのが私の悪いところ。

今は離職しているので、仕事を頼まれる機会もありませんが、復職したらできないことには「できません」と言える人間になりたいと思っています。

 

 

 

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敏感な私の子ども時代②「親を気にして遠慮しすぎてしまう」

こんばんは、にしだり子です。

ここ1週間ほどばたばたしていて、久しぶりのブログ投稿になります。

 

今回はまた私の子供の時代を思い出して漫画を描いてみました。

いわゆる「親を気にしすぎて遠慮しすぎる子」だった私のエピソードです。

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欲しいものが特にない

 

私が小さい頃、「なにか欲しいものある?」と聞かれても、中々欲しいものが思い浮かばず答えに苦労していた記憶があります。

誕生日やクリスマスは、前もってじっくりと欲しいものを考えられたので、素直におねだりしていたのですが、(特にサンタさんにはお願いしやすかったです。笑)買い物に連れて行ってもらった時に急に言われると、困ってしまっていました。

 

正反対の弟

 

HSPだけでなく、長女だからとか、そんな理由もあるかもしれませんが、とにかくうちの弟はわがままで欲望に忠実な子だったので、私はよく(勝手に)我慢していました。

レストランでは弟がいつも高いものを躊躇せずに頼むので、子どもながらにそのたびに私は胃がキリキリ…。

他のメニューと2倍近くするものを弟が頼むと、一瞬ですが母親の顔が引きつるのを私は見逃さなかったので、自分は自然と安いメニューを頼むようにしていました。

 

今は少し両親に甘えられるように

 

甘えると言っても、たまに外食に連れて行ってもらったとき、子どもの時ほどは遠慮しなくなったという感じですが…。

自分でお金を稼ぐようになって、お金の価値がなんとなくわかるようになったことが理由として大きいと思います。

子どものころはお金の価値がよく分からず、この料理にこの金額が高いのか、親はこの料理1つのためにどれくらい働いているのか、といったことが全く未知だったので、親にお金を払わせるのが怖かったのかな。

 

遠慮のしすぎはよくないことも…

 

学生時代、仲の良い教授との食事会で、ほかの生徒がごちそうさまです!と次々店の外へ出ていく中、私は自分の分を払った方がいいのかな、と教授の後ろで財布を手に持ったまま迷っていました。

会計を終えた教授に、「こういう場では、ごちそうさまです、でいいんだよ。就職してからも、先輩や上司にご馳走になったときはちゃんとお礼を言えばそれでいいし、財布を出すことで逆に失礼にあたる場合もあるからね。」と優しく教えてもらいました。

自分では相手に気を遣っているつもりでも、それが相手にとって迷惑だったり、周りから見て良くない印象を持たれることもあったりするんだと、学んだ瞬間です。

 

今でも他人に甘えるのは苦手

 

彼氏におねだりしたり、友達におごってもらったりしている人をたまに見かけますが、自分にはできないことなのでとてもびっくりしてしまいます。

恐らく信頼関係があってのことでしょうし、非難する気はまったくないんです。

「これほしい!これ買って!」をめちゃくちゃストレートに言う人、その素直さ?を少し分けてほしいな、と思っちゃいます。

 

 

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低音障害型感音難聴になった私の体験談!症状や治療法も紹介

こんにちは、にしだり子です。

12月7日のブログの冒頭で少し触れたのですが、現在私は低音障害型感音難聴という突発性の耳の病気を治療中です。

 

nishidarico.hatenablog.com

 

低音障害型感音難聴は近年若い女性の発症例も多く、発見が遅れるとどんどん症状の悪くなってしまう怖い病気です。

自覚症状はありますが、「まあ、これくらいなら大丈夫かな」と放置してしまう人もいるかもしれないと思い、今回は私の実際の体験も交えて低音障害型感音難聴について記事にしたいと思います。

 

誰でもかかる可能性のある病気ですので、もし将来近い症状が起こったときにこの記事を思い出していただき、早期発見に繋がれば幸いです!

 

 

 

私が低音障害型感音難聴だと気付いたわけ

 

 

私が1番最初に異変に気づいてから病院を受診するまでを漫画にしましたので、まずはこちらをご覧ください!

 

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回転性の激しいめまい

 私がまず1番最初に出た症状は、回転性の激しいめまいでした。

今まで立ちくらみや軽いふらつきなどは経験したことがあったのですが、このときのめまいは経験したことがないほど激しいものでした。

例えるなら、ぐるぐるバッドをした後すぐに仰向けに寝転がった感じ。

頭を動かしてすらいないのに、目を開けていられないくらい景色が回っていました。

そのあと朝起きるまでに、うっすら目が覚めたときなど計3回ほどのめまいがあったと記憶しています。

 

耳の閉塞感や音の跳ね返り

 次に私が気付いたのは、左耳の閉塞感や音の跳ね返りといった違和感です。

まるで左耳だけ耳栓をしたままものを食べたり、話したりしているような感覚…。

食べたり話したりしているとき以外にも、耳抜きをしたくなるような耳の詰まった感じが常にありました。

聴力に関してはそこまで問題なかったため、しばらく様子を見ようと思いました。(←だめです!)

 

完全に耳が塞がったような感覚

 初めて症状が出た次の日、めまいもなく耳の違和感を前の日に比べて緩和していたので、大丈夫かと思いカラオケへ行きました。

(後述しますが、耳に違和感のあるときにカラオケやライブハウスといった大音量を浴びる空間に行っては絶対にいけません!私も先生に注意されました…)

歌っている最中は気付かなかったですが、カラオケを出た後完全に左耳が塞がったような感覚がして、周りの音もこもった感じでかなり聞こえづらくなっている…。

これはさすがに病院に行かなきゃ!と思い、ようやくその翌日に病院を受診します。

 

低音障害型感音難聴とは?

低音障害型感音難聴の主な症状

低音障害型感音難聴は、文字通り低い音が聴きにくくなる突発性の難聴です。

私は難聴の自覚症状はあまりなかったのですが、実際耳鼻科で聴力検査をすると右耳と左耳で低周波数の音のみ聴力に差ができてしまっていました。

 

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ほかには、「低い音の耳鳴り」「耳の閉塞感」といった症状が現れます。

(私の場合耳鳴りはなかったので、これらの症状は個人差があるようです。)

耳が詰まった感じは、低音障害型感音難聴の患者が共通して起こる症状といわれています。

また、私は発症時に激しいめまいが起こりましたが、めまいを伴わない人の方が多いらしく、多くの人は耳のみの症状から気付くことが多いとのこと。

難聴の症状も「なんとなく聞こえにくい」「集団の中での会話がわかりにくい」と軽度のため、気付かれにくいため発見が遅れることも多い病気です。

 

突発性難聴との違い

 急な耳の違和感や難聴になった場合、多くの人が突発性難聴では?」と疑うのではないでしょうか。

私も激しいめまいを伴ったため、病院を受診する前はインターネットであれこれ調べ、突発性難聴を疑っていました。

突発性難聴と低音障害型感音難聴は、どちらも内耳の障害による難聴で年齢に関係なく起こるので混同されやすいですが、2つには以下のように異なる点が多いです。

低音障害型感音難聴
  • なんとなく聞こえづらい
  • 低音だけ聞こえづらい
  • 日によって症状が良くなったり悪くなったりする
  • めまいは伴わないことが多い
  • 再発を繰り返すことが多い
 突発性難聴
  •  明らかに聞こえづらい
  • 高温低音全体的に聞こえづらい
  • 日によって良くなることはほぼない
  • めまいを伴うことが多い
  • 完治した場合再発はしない

 

上記の他にも低音障害型感音難聴の治癒率が約60%、突発性難聴の治癒率が約30%、というデータがあり、突発性難聴の方が治りにくい病気だといわれています。

ただし、私のように激しいめまいを伴ったのに低音障害型感音難聴だった、というケースもありますので、くれぐれも自己判断せずに早めに耳鼻科を受診して正しい治療を受けるようにしてください。

低音障害型感音難聴、突発性難聴、どちらも発見が遅れることで聴力を失ってしまったり、補聴器が必要となったり、治るまで時間がかかったりする危険性がある点は共通しています。

 

低音障害型感音難聴の治療法

 治療の天敵!?イソバイドシロップ

 

 低音障害型感音難聴の治療は軽度の場合、飲み薬による治療がほとんどです。

私は下記の3種類を処方されました。(すべて毎食後服用、1週間分。)

 

  1. 利尿効果のあるシロップ剤
  2. 脳の血液の流れを良くする顆粒剤
  3. 末梢神経障害を改善する錠剤

 

1の薬、名前をイソバイドシロップというのですが、もう史上最強にまずいです。

まずすぎて漫画を描きましたのでよければご参考に。笑

 

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お医者さんも薬剤師さんも、「とにかく飲みづらいお薬です」と言っていたのも頷けるまずさ。

鼻をつまんでいても舌にピリピリくるような刺激的な苦さに、わけのわからない甘ったるい味が合わさり、笑えるほど美味しくないです。

インターネットやツイッターで検索しても「まずい」「最悪」「吐きそう」など最悪な評判。

イソバイドシロップは、冷やしたりジュースや水に混ぜたりしても問題ないようですので、もし処方されたときは自分なりの飲みやすい方法を見つけてみてくださいね。笑

 

原因はストレスによるもの?

 低音障害型感音難聴は内耳にある蝸牛のトラブルによるものです。

この中に入っているリンパ液がうまく排出できず蝸牛内に水が溜まることで、内耳がむくんでしまい低音を感知する部分に影響して、低音が聞こえにくくなってしまいます。

なぜこういったトラブルが起こるのかは明確にされていませんが、ストレスや睡眠不足、肉体疲労が要因となっているのではと考えられています。

 

治療中にやってはいけないこと

 治療中でなくとも、耳に違和感があったときにも下記の行為は控えた方が良いです。

 

  • カラオケやライブなどの大音量を浴びる場へ行くこと
  • 飲酒すること
  • 遊園地のジェットコースターなど激しい動きの乗り物へ乗ること

 

私は耳がおかしいなあ、と分かっていたにも関わらずカラオケに行ってしまったため、一時的にではありますがガクンと耳の聴力が落ちたように感じました。

くれぐれもご注意を!

 

低音障害型感音難聴が治るまで

 症状が安定するまでは投薬を続ける

 

 低音障害型感音難聴は、先述した通り症状が日によってバラつきがあることが特徴です。

私の場合、薬を飲み始めて1日経ったころには、耳の詰まりもほとんどなくなり「治ったかも!」と思っていましたが、3日後に再びめまいや耳の詰まりが起こりました。

少なくとも1週間くらい症状が全くでない日が続かないと、治った、安定したといえないのが低音障害型感音難聴。

1週間薬を飲み終えて、再度病院を受診すると聴力検査の結果も良くなっていたのですが、数日前に1度症状が出たということで更に1週間薬を飲むよう言われました。

 

再発しやすい病気

 低音障害型感音難聴は遅くとも発症から2週間以内に投薬を開始することで、完治することができるといわれています。

しかし、一度完治したら再発しない突発性難聴と違い、20%~30%の方が数ヶ月から数年以内に再発を繰り返してしまいます。

1年~1年半後の再発が多く、再発を繰り返すことで難聴の度合いが悪くなっていく可能性もあり、1度治ったからといって安心してはいけません。

1度かかったことのある人でも、同じような症状が現れたらすぐに病院を受診しましょう。

 

耳の異変に気が付いたらすぐに病院へ!

 今回は低音障害型感音難聴について、実際に私が経験した症状やお医者さんから教えてもらったことをもとに、記事にしてみました。

自分自身の覚書のためにといった目的もあったのですが、誰かのお役に立てれば尚嬉しいです。

私自身、現在まだ薬を飲み続けていますが、(初診から今日で10日?ぐらい。)症状はほぼ改善しています!

突発性難聴は48時間以内に治療を開始しないと、治療が難しくなってしまうそうです。

手遅れにならないためにも、少しでもおかしいなと思うことがあれば早めに病院を受診してくださいね。

HSPあるある?⑦「負の感情をもらいそうになったときの対処法」

こんばんは。にしだり子です。

今までHSPならではのものの感じ方、見え方だけを漫画にすることが多かったので、今回は具体的な〈私なりの〉対処法も交えて漫画にしてみました!

「多くの負の感情をもらいそうになったとき」をテーマに、赤ちゃんが大声で泣き出してしまった車内でのシーンを描いています。

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人の多い場所に行くと色々“もらう”

 

HSPの多くは人の多い場所に行くと色々な感情を“もらって”しまい、辛くなってしまうことがあるのではないでしょうか。

今回は具体例として赤ちゃんが泣きだしてしまったシーンを描きましたが、他にも飲食店で大声で騒ぐ客がいたときや、駅で酔っ払いが暴れているときなど、周りの空気が一気に悪~いムードになってしまう場面に遭遇することがあると思います。

私の場合こういった空気はすごく苦手です。

周囲の人のイライラ、迷惑、そんな感情が一気に自分の中へ流れ込んでいるような感じがします。

携帯を見たり本を読んだり、別のことに気をそらそうとしてもうまくできず、自分までイライラしたり悲しくなったり頭の中がゴチャゴチャします。

 

これは、HSPが他者との境界線が薄いことに起因するもののようで、人の多いところへ行くときはノイズキャンセリング機能のついたイヤホンを音楽を流さず常に付けるという対処法をしている人もいるそうです。

人の多いところへ行って「負」の感情をもらってしまいそうなときは、周りの情報を意図的にシャットアウトするのが1番効果的なのかもしれません。

 

「負」の感情を跳ね飛ばす存在の人

 

漫画で描いた私なりの対処法は、そんな悪い空気の中でも周りに影響されずに穏やかなオーラを持っている人に意識を集中する、という方法です。(こういう方が1人もいないときは使えない方法ですが…。)

特に赤ちゃんが閉鎖的な空間で泣いてしまう、というのは日常でよく遭遇するシーンかと思いますが、そういったシーンでは穏やかな表情で見守っている人が1人くらいはいることが多いです。

 

こういった人の出す温かな雰囲気というのは、多くの人が出している悪い雰囲気よりも遥かに強いものがあるな、と私は思います。

その人の優しいまなざしや口元の微笑みを見ていると、心がふーっと楽になって、穏やかな落ち着きを取り戻せるのです。

 

私は他人の機嫌や雰囲気?に敏感で、ピリピリしている人や極端に落ち込んでいる人を前にすると少し動揺してしまいます。

しかし、相手に関係なくいつでも暖かいオーラを放ちまくっている人が世の中にはごく少数いるんですよね。

出会うたびに、素敵だなあ、こんなふうにいつかなりたいなあ、とじんわり思います。

 

私の目標

 

私も落ち込んでいる人や怒っている人が親しい人であれば、どうにか気分を変えてあげようと必死で努力することはありますが、これは私にとってめちゃくちゃパワーがいることです。

また、どちらかというと私は嫌な空気に影響されやすいので、ピリピリしたシーンだと自分も一緒になってピリピリしてしまうこともあります。

これでは悪い空気を更に作り出す存在になっているとしかいえません。

 

存在しているだけで周りにいい影響を与えられる人物になるのは、今の私には難しいと思います。

でもひとまずは、悪い空気に飲み込まれないような練習をしていきたいな、と思っています。

周りに悪い空気が流れて、自分の中にもイヤな感情が生まれてしまったとき、「これってほんとに私の感情?」と立ち止まり考える癖をつけていきたいです。

「周りの人は怒っているけど、それって私も一緒に怒ることかな?」「この人悪者扱いされているけど、そういえば私ってその理由知らないな。」というふうに、心に沸いた感情にすぐ振り回されるのではなく、一度きちんと考えてみる。

難しいことかもしれませんが、少なくとも自分は悪い雰囲気を無駄に作り出してしまわないよう努力していきたいです!

 

 

 

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自分のことを人に「理解してもらう」ことについて

 

にしだり子です。

先日ツイッターに投稿した漫画で、今まで1番たくさんのRTといいねをいただきました!

共感してくださる方が多かった証拠かな、と喜んでいます。

 

今回のテーマは「自身の性質や精神的な疾患について、人に理解してもらうこと」についてです。

漫画の下に自分なりの考えも補足していますので、よければご覧ください。

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内側のことを理解してもらうのは難しい

 

今回はHSPで尚且つうつ病を患っている私自身のことを漫画にしましたが、このことは「内側」のこと全般でいえることだと思います。

「内側」というか「目で見えないもの」と言った方が正しいのかもしれません。

楽しそうに見えても悩んでいたり、元気そうに見えても病気を患っていたり、他人のことは外から見ただけでは何ひとつわかりません。

 

自分の胸の内の辛さや、精神的な疾患や悩み、性質について他人に話すことはとても勇気がいります。

悩みを打ち明けられた方も、言葉を選んで返さないと相手を傷つけてしまうため、ある意味大変です。

励ましのつもりでかけた言葉や、意識を別のところへ向けさそうとしてふった話題が、逆効果になることもあります。

 

完全に理解してあげることはできないし、間違った言葉をかけてしまうかもしれない。

それでも相手の辛さや悩みに寄り添ってあげることはできます。

私は自身の経験から、人から相談やカミングアウトを受けたときにはできるだけ相手の気持ちになって寄り添うよう心がけています

 

うつ病を打ち明けた時の私

 

うつ病のことを友人や家族に話したとき、周りの人たちはとにかく私がうつ病であることを否定しようとしてくれました。

そのとき、「り子がうつ病と診断されてショックを受けているに違いない、励まさなきゃ!」「私たちはいつも通りに普通に接してあげなきゃ!」そんな優しさは彼女らから充分に伝わってきていたのですが、それでも傷ついてしまいました。

 

みんなが思っているほど私は強くないし、むしろうつ病という病名がついて少しホッとしていた部分が私にはありました。

うつ病なんだから、仕方ない。仕事を辞めて正しかったんだ。」そう自分に言い聞かせていたのかもしれません。

だから、こんなときくらい心配されたかったし、甘やかしてほしかった。

それを他人に求めるのは間違っているし甘えですが、そのときの私は明るく笑い飛ばすかのように私の話を聞く人たちを恨めしく思ってしまったんです。

 

今思えば、私にも原因がありました。

私はなぜか深刻な話をするときや悩み事を話すとき、妙に明るく面白おかしく話してしまう傾向にあります。

本当に辛いときくらい、自分の気持ちを正直に打ち明けていれば、周りの反応も違っていたかもしれません。

 

大切なのはまずは自分が自分を理解すること

 

この漫画をツイッターにあげて、「私は自身のHSPという性質を他者に理解してもらおうとは思わない。HSPといった性質を知ったことで、自分で納得することができたからそれで充分。」といったリプライをいただきました。

これは全くその通りで、私も同じように今考えています。

他人に理解を求めるよりも、まずは自分がちゃんと自分のことをわかってあげること。

それがとても大切だと思います。

 

私がHSPについてこうやってブログを書くのも、自分のことをもっとちゃんと知りたいからです。

知っていく上で、「これは生まれつきなんだから仕方ないんだ」「あのときの私はああした方がよかったな」など、新しい発見がたくさんあります。

自分のことをじっくり見つめ返すのは苦しいし辛いこともあるけど、ツイッターなどSNSを通して、同じように悩む方々と出会えたことで一緒に乗り越えて行けるような気がしています。

漫画の内容に共感していただいたり、いろんな人の考え方を聞けたりするのが今とても幸せです。

見てくれている方、本当にありがとうございます。

 

長くなりましたが、ちゃんと自分のことを理解してあげて、大切な人には「私これはできないかも。」「こういう場所に行くと辛くなる。」と、いつか正直に打ち明けられるようになる!というのが今の私の目標です♪

 

 

 

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HSPあるある?⑥「怒られると激しく落ち込み切り替えられない」

にしだり子です。

先日から続くめまいと耳の聞こえづらさや閉塞感で耳鼻科を受信したら、「低音障害型感温難聴」と診断されました…。

ストレスに起因する難聴は早期治療が重要だそうですので、耳に違和感があったらみなさんも早めに病院へ行ってくださいね!

 

さて、今回は「怒られると中々切り替えられない」というテーマで漫画を描いてみました。

Twitterでも多くの人に共感していただけて嬉しかったものです。是非ご覧ください!

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怒られると酷く傷つく

 

この特徴は、HSPに関する書籍や、ネット上のHSPの人たちも多く挙げているものの1つです。

仕事のミスなどを注意されただけにも関わらず、自分のことを全否定されたような気持ちになり、私の場合は「もうこの人の私への評価は地に落ちた…。修復不可能だ…。」というようにも感じてしまいます。

 

我慢していても、キツイ口調で怒られると涙をポロッとこぼしてしまうこともしばしば。

いい大人が泣いても周りは同情どころか余計に呆れます。

「泣けばいいってわけじゃない!」「泣きたいのはこっちだ!」などと、泣いてしまうことで余計火に油を注ぐ結果になってしまうので、歯を食いしばって我慢するのですが我慢できません。

 

ミスして怒られるのは誰にでもあることで、多くの人が乗り越えて同じミスをしないように気を付けていきます。

この当たり前のことができず、私はいちいち涙が出るほど傷ついてしまうので困っています。

 

気持ちをすぐに切り替えられない

 

怒られた後は気持ちを切り替えることが難しいです。

終業後も帰宅後も、怒られたときの胸の苦しさや悔しさで頭がいっぱい。

友達と会ってもテレビを見ても楽しくありません。

翌日まで引きずることも、よくあります。

日が経っても1度怒られた相手を目の前にすると萎縮してしまい、そのオドオドした態度で相手を余計にイラつかせてしまう…、なんてことも。

 

私が以前の仕事で学生の新人アルバイトを指導していたとき、どれだけ注意してもまったく気にする様子もなく、ケロリとした顔で言い訳ばかり並べる子がいました。

その子は、人の怒りだとか相手へ迷惑をかけているということに極端に鈍いタイプだったのですが、こういう人を見ると「その能力(?)少しくらい分けてくれよ…」と思ってしまいます。

 

理不尽な怒りをぶつけられることも…

 

大抵は自分のしたミスで怒られることが多いので、日が経つにつれて傷も癒えて「ミスしないようにしよう…」とゆっくり切り替えて行けるのですが、完全に悪意のある怒られ方や理不尽な怒りをぶつけられたときは、もうダメです。

「これくらい言ってやらないとわからない。このくらいでちょうどいいんだ。」と、モラハラのような言葉をぶつけてくる上司なんかが職場にいたら最悪…。

 

前職で、私の考え方や話し方が気に入らない、と個室に呼び出してはねちねちと説教する女の上司がいました。

目上の人の話し方には人一倍気を付けているつもりですし、自分の考え方なんてそもそも求められた時以外に職場で出しゃばって発信したこともありません。

それでもなぜかよく怒られました。

こういう多分私のことが原因なく気に入らない人には、怒られないようにする対策がありません。

いつどんなタイミングで怒らせてしまうのかわからないので、いつもビクビクして過ごしていました。

 

HSPはこういったいわゆるエナジーバンパイア()の人たちにも狙われやすいようですので、理不尽に自分を傷つけてくる人にはできるだけ関わらないようにしたいですね。(とはいえ、職場内にいると難しいですが…。)

エナジーバンパイア・・・他人を消耗させることで活力を得る人のこと。HSPの天敵ともいえる存在。自己優先型、批判型、自己正当化型、気分屋型などいろいろなタイプがいる。

 

 

上手な気持ちの切り替え方を会得しよう

 

人の怒りに敏感に反応して酷く傷ついてしまう人は、自分の心を守るためにも気持ちの切り替え方を会得することが重要だと思います。

スポーツなど体を動かすことが好きだという人はそれをきっかけにストレス発散できるかもしれませんし、私の場合は小説を読んで物語の世界にどっぷり浸って現実を忘れます。笑

 

まだまだ私もうまくできませんが、失敗しても怒られても、1日が終わるころには「頑張ったね」と自分を褒めてから眠りにつけるようになれればいいなぁ、と思っています。

 

 

 

 

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敏感な私の子ども時代①「感性が少し変わっていた」

こんばんは、にしだり子です。

HSPは経験によるものではなく基本的には生まれ持った性質といわれているので、私も幼少期から敏感すぎる子ども(HSC)だったのかな、と最近関連書籍を読むたびに考えています。

そこで今回は、記憶にある限りで1番若いとき(笑)の今思えば少し変わっていたかも、と思うシーンを漫画にしてみました!

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絵本の読み聞かせや紙芝居が好き

 

これは今でも覚えているのですが、私はとにかく物語の読み聞かせが大好きな子どもでした。

小学生に上がると自分で読むことももちろん大好きになるのですが、幼稚園の頃はとくに人の声で読み聞かせてもらうのが楽しかったです。

絵本や紙芝居は、漫画やアニメとちがってその物語のシーンをぶつ切りでしかイラストで見せてくれません。

私の場合むしろそれが楽しくて、そのイラストに描かれていないところまでを想像して、まるで目の前にその映像が見えるように想像できていたと記憶しています。

 

母親が眠る前に、即興で作ったお話を聞かせてくれることもありました。

そのときも私は「その次●●ちゃんは、ここに行ったんじゃない!?」というふうに、自らも物語の先を想像しては母親に伝えて物語を一緒に作っていったのが楽しかったです。

こういったように空想の世界や物語の世界にどっぷり浸れる子どもだったので、母親は「この子作家にでもなれるかも!」って思っていたみたいです(よくある親バカですね笑)

 

普通なら気にならないことが気になる

 

今回の漫画ではこぶとりじいさんのお話を例に出しましたが、ほかにも私はいろいろな昔話や童話を聞いては、怖がるシーンじゃないところで変に怖がっていたらしいです。

こぶとりじいさんの話を聞いた時は、他人の皮膚が他人にくっつく、という「もしかしたら有り得るかも」という現象を想像してとても怖くなったのだと思います。(あと、悪いおじいさんのその先の人生を想像したりして。笑)

 

あと強烈に覚えているのは、ディズニー映画のダンボで、酔っぱらったダンボが見るピンクの象の夢のシーン。

夢の中なのでなんでもありなんですが、自由自在に変形する象や、シンバルでパーンと叩き潰され粉々になる象ひとつひとつに目を奪われて、言葉にできない恐怖を感じていました。(そのシーンになると目を隠すくらい苦手だったらしい。)

 

人より少しいろいろなものを感じ取る子供だったのかと思います。

でも母親はそれを「り子はいろんなこと気付くね、おもしろいね」って褒めてくれていた気がするので、当時は少し誇らしい気持ちになっていました。

 

過去を振り返るということ

 

仕事を辞めて、1日のほとんどを誰とも関わらず家の中で過ごすようになって、たくさんのことを考えたり思い出したりするようになりました。

学生の頃や思い出せる限りの子供の頃の記憶を辿ると、思っていた以上にいろいろな発見があって面白いです。

 

みなさんはどんな子供でしたか?

 

私もまた、おもしろいことを思い出したら漫画にしたいと思います!

 

 

 

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